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【今日の社説】と、はてな?なワード【国家戦略特区(こっかせんりゃくとっく)】2017/6/7

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【今日の社説 2017/6/7】

 

朝日新聞

加計学園問題 説明責任は首相にある 

高校野球 多様な視点を生かして 

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産経新聞

中国の海洋進出 「北朝鮮」に劣らぬ懸念だ 

ビールの値上げ 消費者には分かりにくい 

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毎日新聞

 財政健全化に新指標 規律をさらに緩めるのか

築地市場の移転問題 行き詰まりを脱する時だ

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日本経済新聞

ビッグデータ時代と「市場の番人」の役割 

遺伝資源の活用で後れ取るな 

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読売新聞

「陸上総隊」創設 有事即応力を着実に強化せよ 

 改正債権法 不断の見直しで時代に対応を

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〔はてな?なワード〕

 

【国家戦略特区(こっかせんりゃくとっく)】


国家戦略特区とはどういう区のこと?

具体的にはどういう目標なのでしょうか?

 

経済社会の構造改革を重点的に推進することにより、産業の国際競争力を強化するとともに、国際的な経済活動の拠点の形成を促進する観点から、国が定めた国家戦略特別区域において、規制改革等の施策を総合的かつ集中的に推進します。

(参考:内閣府地方創生推進事務局ウェブサイト

 

【どういう目的?】

経済成長を続けていくためには、国際社会の変化にも対応していかなければいけません。
外国より強い産業を目指したり、国際的な経済活動の拠点とできるよう、今の規制をゆるめてみて、成功事例となるか試してみようという区域です。

 

競争力としての、また場所としての、国際的な中心となることを目的としている。ということでしょうか。

 

また「岩盤規制」改革の突破口ともいっています。
規制がかかる、すなわち、対象となる業界や行政の反対、ということに対しての突破口だといっているのですね。

 

【いつから?】

平成25年12月13日に今の国家戦略特別区域法ができました。
以前から特区はありましたが、より政府、内閣が主導となる形に変わりました。


【所感】
そもそも、国際的な中心となるといったような目的は、実情に対して適切なのか?
そして、実行後の振り返りやフィードバックはどのようにされているのか?

 

こういった声が、あまり聞こえてこないように感じます。
目的にそった議論は進んでいるのでしょうか?

 

獣医学部を例にすると、ある程度の規模や設備がないと、ただ建てるだけでは十分な教育ができない環境になってしまう、という声も聞いたことがあります。
そういった意見に対しての、見直し、フィードバックを、国際的な価値と見比べてどうか?というようなことを含めての議論が、聞こえてこないのかな?と感じました。

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【社説】とは
新聞・雑誌などで、その会社の主張・意見としてのせる論説。

各新聞社の社説の読み比べの面白さについては【芸人式新聞の読み方】という本が参考になりました。こちらの記事でご紹介しております。→【芸人式新聞の読み方 】