【白書(はくしょ)】
「経済白書」や「防衛白書」などの「白書」とは、どういうのものを指すのでしょうか?
調べてみました。
白書(はくしょ)とは、日本の中央省庁の編集による刊行物のうち、政治社会経済の実態及び政府の施策の現状について国民に周知させることを主眼とするもの。 政府の施策についての現状分析と事後報告を中心とした公表資料であり、統計、図表、法令などのデータ集は含まれない。
(ウィキペディアより引用)
【白書とは?】
政府が自ら作成する、国民への報告書。
各政策ごとに、現状、問題、対策、将来について等が書かれています。
外務省が使うもののみ、青書(せいしょ)と呼ばれるようですが、意味については同じものとなるようです。最初に出したものの表紙が青色だったからだとか。
【由来】
イギリスにて、政府が議会へ提出する報告書を、その表紙の色からホワイトペーパーと呼ばれました。それがそのまま日本語訳されて白書となったようです。
日本初の白書は1947年(昭和22年)に公表された、経済実相報告書(経済白書)となっています。
【どういうものがあるの?】
白書は、3種類のものに分けられます。
①法定白書と呼ばれ、閣議案件としては「国会提出案件」に含まれます。
②閣議に提出される報告書
閣議とは、内閣の会議のことですね。
③一般的な、通称として
正式に白書の名を使うには、内閣の閣議での了解が必要になります。それが国会に提出されたものが①の法定白書となります。
法定白書だけでも30件以上はあるようです。
②と③については、正式ではないということで、非法定白書ともいうようです。
ちなみに発行部数ランキングというものまであり、
防衛白書(非法定白書)、厚生労働白書(非法定白書)、中小企業白書(法定白書)といったところが発行部数が多いということです。
【所感】
白書にも正式なものがあり、しかもそれは内閣の了解が必要な単語だったのですね。
私の世代で発行部数一位かつ白書といえば幽遊白書…4930万部だそうです。
ぶっちぎりですね(!?)
※これは通称としての非法定白書だった、ということがわかりました。
参考にさせていただいた「漫画全巻ドットコム」さまはこちら↓
◆◇◆◇◆◇
こちらの記事もオススメです↓