文字のエキスパートたちが贈る共演の日々。
新聞大手5社(朝日 産経 毎日 日経 読売)の社説を読み比べて要約します。
もくじ
①日銀の目標先送り ②世界中央銀行の動向 ③朝鮮学校への判決 (ピックアップ記事)
日銀の目標先送りについて、
朝日新聞さんは、これだけ前言撤回が続いたら信用失うとしてます。
毎日新聞さんは、益々動きにくくなることや、担当入れ替えによる右へならえ体質の進化に懸念してます。
日経新聞さんは、欧州中央銀行の量的緩和政策やアメリカ、カナダの事例を挙げました。日銀にはそういった海外からの影響をよく見て、教訓として活かして欲しいとしています。
朝鮮学校への判決について読売新聞さんで4社目となりました。公金が別目的に使われるのはダメだから妥当、としてます。
昨日の朝日新聞さんと産経新聞へのレスっぽいですね。朝日さんの言う学ぶ権利の平等さってことでも、産経さんの言う北朝鮮の独裁体制支えるような教育内容ってことでもないよって。そして一昨日には毎日新聞さんもモノ申されていたので、
読売新聞Re:産経新聞&朝日新聞Re:毎日新聞という流れになったかと。(わかりにくい)
では、ピックアップした記事を要約してみましょう。
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①日銀の目標先送り
日銀と物価 信頼失う安易な見通し
★朝日新聞さん
6回目の修正だけど、これだけ前言撤回が続けば、普通は信頼できなくなるよね。
今回言ってる要因だって4月に分かってたんだし、民間エコノミストは物価は全然上がらないって予測してたよ。
中央銀行が景気を上向きに引っ張っていくって狙いがあるとしても、修正繰り返すのなら逆効果になるんじゃない?
見通し立ては政策目標とは分けて、期待込めず客観的にね。説明は納得いく言葉でね。じゃないと効果上がらず信頼もないよ。
日銀が6度目の目標先送り 終わりなき暴走が心配だ
★毎日新聞さん
いつまで効果の無い政策を続けるのかな。
副作用の強い政策を、目標超えするまで続けようってのは問題でしょ。長く続くほど日銀が大株主になる企業が増えて、いざって時になっても悪影響が心配になるから、動きにくくなるよね。
二人の政策委員が任期満了になるのも心配の一つ。違う意見を言えてた二人がいなくなって「右へならえ」体質を強めかねないよ。
日銀への不安は消えないね。
②世界の中央銀行の動向
緩和の縮小を探る欧州中銀
★日経新聞さん
アメリカ中央銀行(FRB)に続いて欧州中央銀行(ECB)も、量的緩和を減らそうかって話になってきたね。
量的緩和の出口について語るタイミングが早すぎると、予期しない悪影響がでるかもしれない。FRBも苦労してた時があったし。
こないだカナダ中央銀行も利上げに踏み切ったね。
日銀は緩和続投だけど、こうした海外の動きが国内にどう影響されるか、よく見る必要があるし、米欧の教訓を将来活かすべきだよ。
③朝鮮学校への判決
朝鮮学校判決 不透明な運営に公費は使えぬ
★読売新聞さん
無償化できないとの判断が取り消されなかったのは妥当でしょ。別の訴訟で朝鮮総連への使い回しが認められたこともあるし、今後もあり得る。
子供の学習機会を保つ為の公金なんだから、不適切に使われないようにしなきゃ、国民が納得しないっしょ。
朝鮮学校は全国11ヶ所あって、1400人くらいの生徒が在席してる。他のところでも控訴するようだけど、実態に見合った判断をしていって欲しいね。
社説一覧 2017/7/22(土)
朝日新聞
産経新聞
トランプ政権 真の「国益」を見失うな 日本も共に国際秩序支えよ
毎日新聞
日本経済新聞
読売新聞
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