~毎日更新中~
社説とは新聞や雑誌の意見・主張。
新聞各社のたぶん偉い人たちがまるでお小言のように、時にガミガミと、時に淡々とモノ申す。どの話題の?誰に?どんな論点で?
文字のエキスパート達による競演の日々。
朝日・産経・毎日・日経・読売の5社社説を読み比べ、Twitterサイズ(タイトル含め140文字)で要約します。
もくじ
《記事比較①》桐生選手100メートル9秒98
業界の取り組みにも讃える朝日新聞さん。
群雄割拠にも希望をもつ産経新聞さん。
桐生選手の努力に注目する毎日新聞さん。
一昨日の読売新聞に続き、3社それぞれの取り上げ方を見せました。
朝日新聞
桐生9秒98 努力と研究が開く地平
日本陸連は科学的な研究に取り組み、欧米も参考にしながら選手に合わせた育成方法を進めてきた。その成果が実り桐生に続く全員が10秒0台の記録を持つ。
正しい方法で挑戦を続ければ、新しい地平が開ける。そんな可能性を改めて教えてくれた。
産経新聞
桐生の9秒98 東京五輪への号砲となれ
日本陸上界の悲願だった。快挙である。国内には若い彼に続く逸材が複数控える。孤高の富士山型ではなく、群雄割拠の八ケ岳型へ。短距離界は充実のときだ。彼ら4人による100メートルリレーが実現すれば、世界の頂点だって夢ではない。
毎日新聞
桐生選手が100メートル9秒98 20年越しの壁突破を祝う
最も基礎的な能力を争う100メートル。運動能力の限界に挑む姿は人々に感動を与えてきた。
けがに苦しみ重圧に弱いと言われても、くじけず精進を続けた彼の結果だ。ライバルの存在も大きい。群雄割拠の時代となった。
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では、その他今日の各社社説を要約します。
朝日新聞
たばこ規制 東京の機運を全国に
小池知事は職場や飲食店などの施設を原則屋内禁煙とする条例をつくると表明。都民の意見も踏まえ、検討をさらに深めてほしい。
これとは別に「子どもを受動喫煙から守る条例案」を出す試みに評価できる。
ここは一気に全国レベルで対策を進めるべき。
桐生9秒98 努力と研究が開く地平
《記事比較》を参照。
産経新聞
金融庁の組織改革 自立促す行政に転換せよ
金融機関の経営健全性をチェックしてきた検査局が監督局に統合される。育成への転換が狙いだ。不良債権問題はほぼ解消し、態勢を柔軟にしていくのは理にかなう。
行き過ぎた介入は本末転倒になる。まずは政策の方向性が明確であるべき。
桐生の9秒98 東京五輪への号砲となれ
《記事比較》を参照。
毎日新聞
小田急電車への火災延焼 システムに死角はないか
電車に沿線建物の火災の火が燃え移り炎上した。乗客にけがはなかったが疑問点が二つ浮かぶ。なぜわざわざ延焼中の建物の脇に止まったのか。なぜ電車はすぐに動かなかったのか。
小田急、消防、警察などの連携は検証課題だ。
桐生選手が100メートル9秒98 20年越しの壁突破を祝う
《記事比較》を参照。
日本経済新聞
TPP11テコに貿易自由化の好循環を
日中韓やASEANなど16カ国による東アジア地域包括的経済連携(RCEP)は巨大な自由貿易協定だ。交渉そのものは早急を要するが、多少遅れても高い質を優先する日豪などの方針は当然。カギとなるTPP11が発効すれば質の高いRCEPを促す。
尖閣国有化5年で浮かぶ課題
日本が尖閣諸島を国有化して5年。中国は反発し緊張状態が続く。海上保安庁の体制強化など引き続き備えが必要。公船や漁船の動きは要注意。
同時に日中関係全体を損なわない外交努力も要する。経済関係は悪くない。両国「戦略的互恵」の具体化に向かうべき。
※戦略的互恵をすごく大雑把に言うと「日中の利益的なwin−win関係」となります。
読売新聞
官民ファンド 投資案件の情報開示がカギだ
官民ファンドの設立が相次ぐが赤字が多く、財務体質の悪化が目立つ。各ファンド個別の実績を公表していないのは問題だ。投資先の吟味も大切。
官僚の天下り先にする発想は捨てて、人材を広く集め、育成することが必要とされる。
米国の移民政策 議会の怠慢が混乱を拡大した
トランプ大統領は親に連れられ16歳までに入国した「ドリーマー」と呼ばれる若者への救済制度について、撤廃する方針。
雇用するIT企業のトップが制度の法制化等を求めるのは分かる。
政治闘争から離れ、幅広い支持を得る法案が必要。
各社社説の参照先
朝日新聞・社説トップページ
産経新聞・社説トップページ
毎日新聞・社説トップページ
日本経済新聞・社説トップページ
読売新聞・社説トップページ
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