～毎日更新中～
社説とは新聞や雑誌の意見・主張。
新聞各社がまるでお小言のように、時にガミガミと、時に淡々とモノ申す。どの話題の？誰に？どんな論点で？
文字のエキスパート達による競演の日々。
朝日・産経・毎日・日経・読売の5社社説を読み比べ、Twitterサイズ(タイトル含め140文字)で要約します。
もくじ
《記事比較①》民進党離党が止まらず
抜けていく党員たちの姿勢はどうなの？と、朝日新聞さんと毎日新聞さんがモノ申します。
朝日新聞
民進離党騒ぎ 自民党を利するだけだ
どの党に属するかは各員の判断。ただ理解できないのは、不人気を他人事のように語る姿だ。選んだリーダーの足を引っぱり、離党騒ぎを繰り返す現状こそ、低迷を招く要因ではないか。
野党第１党の責任から、風頼みの新党に逃れる。改革とは逆の姿勢だ。
毎日新聞
離党者止まらぬ民進党 国会対応は大丈夫なのか
比例代表選出議員が選挙の前に党を移ることには改めて疑問を抱く。党は不安を抱えたままだが、野党第１党としてまず大切な、国会での対応ができる態勢を早急に整えるべき。
森友、加計、北朝鮮などへの厳しくも建設的な質疑を求める。
《記事比較②》また年金未払い
年金のずさんな管理体制に、毎日新聞さんと日経新聞さんがモノ申します。
毎日新聞
年金支給漏れ５９８億円 いつまで失態を繰り返す
支給漏れの大半は公務員の妻で、すでに亡くなった人は約四千人以上。会社員の厚生年金と公務員らの共済年金が統合された後、連携の不十分さによりミスを起こす原因となったという。だが統合前にもミスはあった。
ずさんな体質が問題だ。
日経新聞
年金未払いがあぶり出した名ばかり改革
総額の半額に近い260億円の未払いは、年金機構と共済組合での情報共有がずさんだったことに起因する。
官優遇をならすのが狙いだった原点に戻り、政権は改革に取り組む責務がある。国会論戦には加入者・受給者の信頼を回復させる議論を求める。
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では、その他今日の各社社説を要約します。
朝日新聞
民進離党騒ぎ 自民党を利するだけだ
《記事比較》を参照。
朝鮮学校訴訟 説得力を欠く追認判決
改めて確認したい。
北朝鮮による許し難い拉致行為と、同世代の若者と同じ教育機会を保障するのとは別の話だ。
朝鮮総連との関係があるとしても、通うのは自身のルーツ等を学びたい韓国・朝鮮籍や日本等多様な国籍の生徒だ。社会の成熟度を問う。
産経新聞
１００年時代会議 人材育成に的を絞り込め
すべての人への教育機会の確保から、高等教育内容の改革、新卒一括採用の見直し、社会保障改革と間口が広く、深い議論は見込めない。「働き方改革」等の成果は検証されたのか。
予算全体で教育への優先配分はどれ程か。まずは理念を示すべき。
柏崎刈羽原発 審査は人民裁判の様相だ
再稼働が見えたのは歓迎できるが、規制委が東電に要求している「適格性」が、後の混乱を招かないか気がかり。
規制委が納得する決意表明を東電が保安規定に含めれば、原発事業者としての適格性を認めようという論理は、権限の逸脱ではないか。
毎日新聞
年金支給漏れ５９８億円 いつまで失態を繰り返す
《記事比較》を参照。
離党者止まらぬ民進党 国会対応は大丈夫なのか
《記事比較》を参照。
日本経済新聞
年金未払いがあぶり出した名ばかり改革
《記事比較》を参照。
五輪の将来像示す東京大会に
夏季五輪の開催都市が２０２４年はパリ、次がロサンゼルスに決まった。巨額の施設建設費、テロの脅威、開催後の負の遺産などの懸念に、他候補地の住民が拒否反応を示したともいえる。
東京大会運営の成否に今後の行方がかかっているといえよう。
読売新聞
電磁パルス攻撃 拠点施設の防衛策を怠るな
３日の核実験は、電磁パルス攻撃ができる熱核弾頭だと北朝鮮は主張する。人間に直接の被害はないが、インターネット含むインフラがマヒし、復旧には数年以上との試算もある。
迎撃の能力向上を要する。政府には適切な情報公開を求めたい。
国連組織改革 日米の圧力をテコに進めたい
国連は無駄な経費の削減ともに中立性を徹底させ、政治利用の余地をなくすべき。初登場のトランプ大統領の動向に注目するが、グレテス国連事務総長は米の圧力をテコに推進する狙いか。
安保理も、日本が常に議席を持つ為の運動を必要とする。
今日の所感
朝鮮学校の判決では、昨日の産経新聞さんにレスをするかのように朝日新聞さんも取り上げました。
広島朝鮮学校の判決から、まるで社説上でレス合戦をしてるかのようにも見れる各社。今後もまた取り上げ続けていくのか注目です。
各社社説の参照先
朝日新聞・社説トップページ
産経新聞・社説トップページ
毎日新聞・社説トップページ
日本経済新聞・社説トップページ
読売新聞・社説トップページ
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