~毎日更新中~
社説とは新聞や雑誌の意見・主張。
新聞各社がまるでお小言のように、時にガミガミと、時に淡々とモノ申す。どの話題の?誰に?どんな論点で?
文字のエキスパート達による競演の日々。
朝日・産経・毎日・日経・読売の5社社説を読み比べ、Twitterサイズ(タイトル含め140文字)で要約します。
もくじ
《記事比較》衆議院年内解散検討
安倍首相が、年内に衆議院を解散することを検討し、2社がモノ申しています。
朝日新聞…首相の疑惑隠しっしょ。
産経新聞…やるなら改憲論議ね。
朝日新聞
年内解散検討 透ける疑惑隠しの思惑
1年2カ月以上の任期を残し冒頭解散すれば森友、加計疑惑の追及を逃れられる。国民が求める真相究明は遠のく。
そもそも解散・総選挙で何を問うのか。北朝鮮が核・ミサイル発射実験をやめないなか、衆院議員を不在にする大義がわからない。
産経新聞
早期解散 危機克服への民意を問え
北朝鮮問題の中での選挙となるが、いかに難局を超えるか、どのリーダーに命運を託すべきか、民意を問う意義は大きい。各党論じ合う好機としてほしい。
安倍首相が提起した9条1、2項を残したまま自衛隊の存在を記す加憲案も、逃げずに論じるべきだ。
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では、その他今日の各社社説を要約します。
朝日新聞
年内解散検討 透ける疑惑隠しの思惑
《記事比較》を参照。
年金支給漏れ 組織も業務も見直せ
一昨年秋の厚生年金と共済年金の一元化で日本年金機構がデータを見て、やっとわかったようだ。ずさんさからの反省で発足したはずが、再出発後も放置してた責任は重い。
長年のウミは完全に出したのか、洗い直しが必要。組織の統合も視野に入れるべき。
産経新聞
早期解散 危機克服への民意を問え
《記事比較》を参照。
敬老の日 尊厳を忘れぬ言葉遣いで
高齢者と接する機会の多い病院や施設などでは、とくに注意すべき。
高齢者を大切にするのは弱者だからではなく、豊かな経験と知恵を培ってきた人生の先輩だからである。
そこ思いを致せば、度を越す馴れ馴れしいような言葉遣いなどできようはずもない。
毎日新聞
人づくり革命と人生100年会議 看板変えて何をするのか
長寿社会を見据え、人生の色んな段階での教育や雇用を検討する方向性に異論は少ない。過去の検証しないまま、同じような意味の看板を掲げ変える事が問題。対象も広すぎだ。
支持率が下がる度に看板を変え、政権浮上を図る。
京都への文化庁移転 地の利生かした新機軸を
国機関の地方移転は「地方創生」の一環だが、全面移転が決まったのは文化庁のみ。業務は文化財保護や芸術振興のほか、宗教法人の認証、著作権保護など幅広い。
一部機能は東京に残さざるをえない。多様性を生かす視点こそ強調すべき。
日本経済新聞
広がる「観光公害」へ対策を急ごう
観光公害といえば自然を汚すことを指していた。今は鉄道やバスの混雑、道路渋滞、住宅街で騒ぎ、写真を撮りゴミを捨てるといった、生活の侵害が指摘される。
分野や地域ごとに個別の対策は始まっている。政府はまず問題の実態を把握してはどうか。
生保選びの眼力が試される
保険料算定の基準となる生命表が11年ぶりに改定され、各社は保険料を見直す。死亡した際に遺族らに支払われる死亡保障型は10%前後の引き下げが期待できそうだ。
各社の経営状態の確認も欠かせないが、生保業界が情報提供をさらに徹底すべきだ。
読売新聞
郵政株追加売却 企業価値高める展望が必要だ
郵便は儲からず、大半は銀行と生保が稼ぐ。民営化法は、銀行と生保全ての株を早期売却することを規定している。事業の多角化も進みが鈍い。
株売却益は東日本大震災の復興財源となる。郵便事業をどう再構築するかは、まだ見えない。
教師の過労対策 雑務を抱え込む慣行なくそう
公立小中学校の教師は、小学校で3割、中学校で6割が過労死ラインの水準で働いている。これでは人員確保が困難になるだろう。
経済協力開発機構の調査では、日本の教師の労働時間は他の加盟国に比べて長いが、授業時間は平均を下回る。
今日の所感
産経新聞さんからは「アレやるならコレも詰め込んでよ論」で「コレ」の方に主張を詰め込んでるな。という社説を見かけます。
まさに、主張してこその社説ですね。
各社社説の参照先
朝日新聞・社説トップページ
産経新聞・社説トップページ
毎日新聞・社説トップページ
日本経済新聞・社説トップページ
読売新聞・社説トップページ
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