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「社説」とは新聞や雑誌の意見・主張。読み比べれば、どの話題に注目が集まっているかわかり、時事問題にも強くなる!
大手5社(朝日、産経、毎日、日経、読売)の社説を要約します。
《記事比較》明日の衆院選、注意事項について
明日の衆院選について、今日まで各党の論点などがだいぶ取り上げられました。今日の社説では、当日の天気など、投票に行く際の注意までが見られます。5社を読み比べてみましょう。
朝日新聞
世界も民意も反原発なのに進めるのはズレてる。
あと、選挙戦では心に刺さる言葉がないよ。
産経新聞
国難乗り切る憲法改正を。
明日はお足元悪いので、 行きやすい工夫もいかがでしょう。
毎日新聞
残業代なしの働き方が進むのかね。
日経新聞
明日は裁判官への審査もやるよ。ホームページとかチェックしてね。
読売新聞
投票しやすい環境を求む。明日は午前7時から午後8時までが投票時間だよ。
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では今日の各社社説を要約します。
朝日新聞
衆院選 電力の将来 「二つのずれ」どうする
各種世論調査では、原発反対は賛成のおおむね2倍だが、安倍政権は活用する方針だ。海外では原発から再生可能エネルギーが一気に普及する。エネルギー情勢が変わる、今こそ政治が責任を果たすとき。
衆院選 政治の言葉 空疎さ嘆くだけでなく
この国の政治の言葉は、総じてひどくやせ細ってしまった。選挙演説で、人生観に刺さるような素晴らしい言葉に出会えただろうか。政権の暴言、ごまかし、溢れるワンフレーズのキャッチコピー。
いいねを競うネット社会も無縁ではない。
産経新聞
衆院選あす投票 国難乗り越える選択を 半島危機に向き合うのは誰か
北朝鮮危機と少子高齢化。とりわけこの二つは、放っておけば危ない。政党間での議論が少ない。さらに覇権主義を貫くという中国の脅威も表れた。何から日本を守るのか。平和と繁栄を守るために憲法改正が必要だ。
少子高齢化には、財源を踏まえた推進役が必要。
選挙日は天気が悪い。少しでも行きやすい時間に済ませる。そういう工夫もいかがでしょう。
毎日新聞
日本の岐路 働き方改革 若い世代こそ見極めよう
「高度プロフェッショナル制度」の議論がされていない。この法案は労働者を長時間残業から守る規制と、逆に助長するような内容がセットになっている。一方、あらかじめ決められた時間を働いたとみなす「裁量労働制」も法案に盛り込まれる。残業代なしで成果を求められる動きが広がりそうだ。
横行するあおり運転 危険排除の啓発強めたい
先週に起きた東名高速道路上の夫婦死亡事故は、あおり運転が取り返しのつかない結果を生むことを改めて示した。事態の重大さと、科す刑罰の落差が大きすぎる。法の不備が理由なら正すべき。
日本経済新聞
米国の国際機関軽視は世界の安定脅かす
米トランプ大統領の身勝手さが増す。国際金融機関やWTOのあり方などは、議論で解決すべきであって、強硬姿勢や脅しで進めるべきではない。国際的な経済活動から得られる恵みを広げるには、グローバルな協調が大切だ。
国民審査で司法のチェックを
22日の選挙投票日には、最高裁の裁判官への審査も行われる。今回の対象は7人。一票の格差で違憲としたのは林景一氏。結婚の際に夫婦別姓を認めないことを合憲としたのは小池裕氏と、大谷直人氏。ホームページなどが各判決を知る手がかりとなる。
読売新聞
あす投票 1票で将来への責任果たそう
地方では人口減により投票所の数が減る。島根県浜田市は投票箱を積んだワゴン車で地区を巡回した。車を運転しない高齢者らに好評という。誰もが投票しやすい環境を整えることが求められる。午前7時から午後8時までが投票時間だ。
日産無資格検査 自浄能力を発揮する正念場だ
無資格者が完成検査をした件で、全6工場で車両の出荷停止となる。3万4000台の再検査も実施する。経営陣は、効率や規模拡大ばかりだと非難されても仕方ない。安全最優先という基本にもどり、信頼の回復が求められる。
各社社説の参照先
朝日新聞 →社説トップページ
産経新聞 →社説トップページ
毎日新聞 →社説トップページ
日本経済新聞→社説トップページ
読売新聞 →社説トップページ
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