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福井中2自殺について|社説読み比べ[2017/10/25(水)]

~毎日更新中~

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「社説」とは新聞や雑誌の意見・主張。読み比べれば、どの話題に注目が集まっているかわかり、時事問題にも強くなる!

大手5社(朝日、産経、毎日、日経、読売)の社説を要約します。 

《記事比較》福井県、中学2年生の自殺

20日の読売新聞さんに続き、 産経新聞さんと毎日新聞さんが社説で取り上げました。

度が過ぎた叱責や他教員が知っていて何もしなかったことに、各社が批判しています。

 

自殺をしたから問題なのでしょうか。

どこにもブレーキがかからなかったのなら、せめて生き抜いてやるという気持ちにブレーキがかからないで欲しかった。

希望が持てる環境づくりに、ブレーキがかからないで欲しい。

叱責しか選べない教師を産み育てたのは、世の中のなにですか。

枠を作り、そこの他人になって外側から批判すれば、それは自身は苦しまないで済むでしょう。

 

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 要約の方法についてはこちらの記事にて↓

www.daishibass.com

 

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では今日の各社社説を要約します。

 

朝日新聞

自民党 数におごることなかれ

政党名で投票する比例区では、立憲民主党と希望の党を単純に足し合わせれば、自民党を220万票上回る。小選挙区で自民党は、有権者の4分の1から6分の1という少ない支持で、全体の6割もの議席を得たことになる。

首相の「謙虚」が本気かどうか試されるのは、すぐ国会審議をやるか否かだ。

 

核禁止条約 背を向けず参加模索を

日本は24年連続で核兵器廃絶決議案を出しており、昨年は167カ国が賛成した。だが今年は核軍縮の文言が弱まり、核を持たない国から批判の声が出ている。

核の傘から抜け出して条約参加を真剣に考えるのが日本の役割だろう。 

 

産経新聞

アベノミクス 消費増税乗り切る経済を

財政健全化について、20年の黒字化にかわる目標を示すべき。成長に合わせた税収増だけでは不十分で、歳入出の両面をいかに進めるか議論してほしい。

いつまでも道半ばでは済まされない。

 

福井の中2自殺 生徒を追い詰めて教師か

担任、副担任の叱責によって孤立感、絶望感を深め自殺に至った、と報告書は結論づけた。校長や他の教員が叱責を知っていたことも見過ごせない。

「指導死」という概念が提唱されている。現場で認識を徹底させる必要がある。

 

毎日新聞

「多弱化」進んだ野党 まずは会派単位で連携を

立憲民主党は反安倍の票を集めたが、希望から排除された反動が大きかった。新たな軸にはなりにくい。小池代表の「個人商店」的な特性は裏目に出た。事態はより深刻。

まずは活動を共にする会派で連携すべき。

 

教師の叱責で中学生自殺 教育と無縁な威圧的指導

担任と副担任から厳しく叱責され、生徒は逃げ場がなかった。いじめ同然で、責任は重い。校長や教頭も知っていながら改善に動かなかった。

叱ることが必要でも度を過ぎれば言葉の暴力になる。

 

日本経済新聞

米はNAFTAを危うくする姿勢改めよ

米国、カナダ、メキシコによる北米自由貿易協定(NAFTA)では米国が極めて一方的な要求を示す。要求が通れば、生産場所としての米国に魅力がなくなる。

関係が悪化すれば米国にとっても不利益だから、姿勢を変えるべき。

 

「IS後」の火種を放置するな

過激派組織イスラム国は、ひとまず崩壊した。残党はまだおり、指導者バグダディの消息は不明。なぜ多くの若者が国を超えて残虐行為に加担したか。中東では共通の敵が消えたことで新たな抗争が始まっていることも問題だ。

 

読売新聞

日米韓防衛会談 対「北」連携を重層的に強めよ

米国は北朝鮮への軍事的圧力を強める。無論、軍事的な方向に傾きすぎてはいけない。中国やロシアとも関係を良くして、対話での外交的な解決に整えていくことが大切。

11月にはトランプ大統領がアジアを訪れる。役割分担し地域の安定を目指すことが必要。

 

あおり運転妨害 「過失」に違和感残る東名事故

6月に起きた死傷事故は、あおり運転で追越車線上に停車させたところに後続のトラックが追突して起きた。7年以下の懲役か100万円以下の罰金などという軽いものとなる。

走行中でないため重い刑が適用されず、過失だけという現行法には改正を検討すべき。

 

各社社説の参照先

朝日新聞  →社説トップページ

産経新聞  →社説トップページ 

毎日新聞  →社説トップページ 

日本経済新聞→社説トップページ

読売新聞  →社説トップページ 

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