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【安倍首相の所信表明演説】の論点は?新聞5社の社説を読み比べ。

安倍晋三首相は11月17日に所信表明演説を行いました。

新聞大手5社が11月18日の社説で取り上げました。

(朝日新聞、産経新聞、毎日新聞、日経新聞、読売新聞)

社説とは新聞社の意見や主張をいいます。まさに5社のカラーが出る社説でした。各社はどんな論点だったのか、読み比べてみましょう。


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それぞれのスタンスとしては、、

朝日新聞さんや毎日新聞さんはリベラル側の立ち位置で、政権によくモノ申す。

産経新聞さんや読売新聞さんは政権側。

日経新聞さんは、どっちがどうというより、ひたむきにビジネス目線。サバサバ感がバツグンです。

 

では、各社の社説を要約し、読み比べていきます。今日は気を抜いて要約してみます。

 

朝日新聞

所信表明演説 首相こそ「建設的」に

「建設的な議論を」とか野党におっしゃってますけど、首相こそ「建設的」とは程遠いっす。森友問題とか突っ込まれたくないから、野党の質問時間を減らすんでしょ。


f:id:daishibass:20171118193403j:image朝日新聞さんは政権に対して、ずっと森友・加計、そして自衛隊の日報隠し疑惑にも突っ込み続けています。何かにつけて絡めてきます。安倍氏が首相でいる限り続くのでしょうか。

 

産経新聞

所信表明演説 国難にどう対処するのか

重要なテーマは北朝鮮の問題。やばい事が始まってからでは遅いっす。対抗するために、敵地攻撃能力を持つこと。首相は自衛隊の存在を憲法に加えるために、まっ正面から訴えていきましょ。


f:id:daishibass:20171118193403j:image中国と北朝鮮に対して、よくモノ申す姿を見せる産経さん。今回も政権にからませて、意見というかむしろ持論を展開してます。

 

毎日新聞

安倍首相が所信表明演説 この説明では物足りない

去年秋のときに比べて半分もない。文字数でいうと3500字程度。具体的なものが少ないし、目新しい政策も無い。もっと踏み込んだ政策の説明が必要でしょ。


f:id:daishibass:20171118193403j:image毎日新聞さんはリベラル側。朝日新聞さん程、ビシィッッ!っとはならず、「そもそも論」になったりしますね。

  

日経新聞

「結果を出す」を言葉だけに終わらせるな

「道半ば」「七号目」とか言ってたアベノミクス、結果を出すときでしょ。具体的なことは2ヶ月後の「施政方針演説」で語って欲しい。
改憲するんなら自民党だけじゃできないんだから、野党と対話するのは当然だね。加計問題は「言った言わない」的な面があるのは否めないス。


f:id:daishibass:20171118193403j:image「そんなん言ったって、やることやるしかないじゃん」と現実路線、ビジネス一直線な日経新聞さんらしい、サバサバ感がでました。朝日さんあたりがネチネチしてるように見えてしまったら、日経さんのせいかもしれません。。。かもですよ。

 

読売新聞

所信表明演説 長期展望がないのは物足りぬ

演説は国難のことがメインだったね。年明けに方針の演説があるんだろうけど、今回は「将来について」何もなかったのは物足りない。憲法改正や安全保障は大いに議論して欲しい。

 
f:id:daishibass:20171118193403j:image読売新聞さんも憲法改正や安全保障を進めようという持論を展開してるようです。

今回はありませんでしたが、「看過できないのは、一部の研究者は自衛隊を違憲としている」というコンボを繋げる事もあったり。

 

以上、新聞各社のご意見を読み比べてみました。

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