本から学び仕事に活かすブログ。

ビジネス書の研究、社説の読み比べ、要約など。世の中の「学び」を見つけます。

【招客招福の法則】

こんな時におすすめ→
商売テクニックの根幹となる事例を見たいとき

 

 

わくわくしている!

著者の小阪裕司さん自身が、何より商売にワクワクしている。(ワクワク系マーケティングとおっしゃってます)

その空気感が読者を元気な気持ちにさせてくれる、ぜひぜひおすすめな一冊です☆

 

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【招客招福の法則-儲けの王道がみえる88の話】

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本質とは?

 

まずは「本質」という言葉についての事例を挙げますと…

先日、テレビ番組「マツコの知らない世界」で、エスニック風ポケットサンドの作り方というものが紹介されてました。

エスニックの食材でなくとも、甘さ、辛さ、酸っぱさのバランスと香草で、エスニック風に仕上げられるというのです。


その日は、アメリカ食材のピーナッツ、中国食材のオイスターソース、日本食材のナマスを組み合わせて作っていました。マツコさんはミャンマーみたい(な味)とそのポケットサンドの味を例えていました。

 

エスニック料理の甘さ、辛さ、酸っぱさといった味付けが、どのような配分で成り立っているか。
そして、食材一つ一つの味の特徴。

少なくとも、その2方向についての深い理解と、食材については多くの品目についての理解。

それらがあるからこそ、的を得た応用が効くようになる。

 

 本質を知るということは、正にこのようなことなのだなという、素晴らしい具体事例だと思うのです。

 

 

スキマ時間にはビジネス書を「聴く」。オーディオブックのFeBe

 

沢山の事例から浮かび上がる。

 

商売においてその本質を探る、88事例という実に様々なパターンを、とてもわかりやすく読み進められる本であると言えます。

 

商店街の一店主といったような現場から、どのような創意工夫が発揮されているのか。

「人」に焦点を当てた、商売にまつわる88のお話。買い手側の心理に寄りそい、人が人にどういう心を込め、それがどのような反応となって返ってきたのか。身近な感覚で読める本です。


売り手としての原点が何かを考える時、いろいろな事例を集め、束になったものから浮かび上がってくる本質をとらえる。

というのは素晴らしい手段ではないかと思います。


テクニック的な事も描かれているので、アイデアを思いつきたい時にも参考になる一冊です。

 

買い手の存在を意識するということは出来そうで出来てなかったりするものではないでしょうか。
本書が語るように、売り手と買い手の双方を繋げる手段として、本質をとらえる。

これは「売り方」ではなく「買ってもらい方」であると言えます。

買い手の心理とかけ離れてしまった「手段」を選んでしまったら、お客さまと繋がっていくことは難しいのでしょう。


相手がどんな人かもわからず、そもそも相手がいなくても、「売り方」という言葉は一方方向ながら成り立ってしまいます。
「買ってもらい方」という視点で接することができていたら、いつでも相手の存在ありきで行動に繋がります。

 

相手の存在ありきで接していられているか?

それはつまり、コミュニケーションが良好か?ということになります。

振り返りチェック、フィードバックという行為が必要であると言えるのではないでしょうか。

そのような循環で、商売の質を高めていけたら、きっと両者の素敵な関係を築けていけそうですね☆

 

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