こんな時に(も)おすすめ→
小売店の立地戦略の最先端を知りたい。
雑談のネタとして色々な事例を知りたい。
もくじ
立地がいかに重要で、各業種がどのように取り組んでいるか、目からうろこの、ぜひぜひおすすめな1冊です☆
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すごい立地戦略 街は、ビジネスヒントの宝庫だった
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スキマ時間にはビジネス書を「聴く」。オーディオブックのFeBe
注目ワードの一つである目的性。
目的性とは、そのお店に行く理由がある。少し遠くても、そこに行く。お客さんにとって確実に満たされることがあること。それが価格であったり、ブランドであったり。
目的性があるお店に、人の流れが生まれるということです。
逆の例としてコンビニを挙げますと、近ければコンビニは何のコンビニでも構わない(と、なりがち)。すなわち目的性が低いと言えます。
目的性が低い業種では、もともとある人の流れに、どれだけ溶け込めるかが重要となります。立地条件における恩恵をどれだけ受けられるか。とも言えるかと思います。
業種に最適な立地とは。
人の流れ、行動にどのようにアプローチしていくのか。
「なるほど!」とわくわくするようなことや、目が見開くほど「まじですか!」と驚くことを、本書でぜひお楽しみください。
この学びの多い「立地戦略」というものの理解を深めるために、合わせてご紹介したいのが〔大本営参謀の情報戦記〕の中で書かれている「制高点」というキーワード。
立地戦略と制高点という2つのものに、強いつながりを感じました。
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〔大本営参謀の情報戦記〕
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米軍との戦時中の情報戦をメインに、当時起こった興味深いことが書かれており、こちらもぜひぜひおすすめな1冊です。
いずれブログ記事にしてご紹介させていただきますね。
本書内において、日本の敗戦後の米軍レポートでは、日本の敗戦要因が主に5つあり、その一つが「制空権」であると指摘しています。
制空権とは
どういうことか、本文から要約しますと…
そのエリアにおいて、〔相手に対して最も優位に立てる場所〕を制高点と言っています。
これは正に、「良い立地場所」と捉えられるのではないでしょうか。
過去からの学びが、現代のビジネスに応用され活かされているのであれば、「人工的に制高点を作る 」という動きも、すでに取り込まれていると考えられます。
他業種展開をされている企業さんは、すでに意識しているのかもしれません。
人工的に制高点を作るとは、目的性の高いお店を、人の流れも関連付けて作る。ということではないでしょうか。
目的地を作り、そこに起こった人の流れ、すなわち動線にさらなる商売の仕掛けをつくる。それを一つの企業が行う。
相手が海ではないですし、そう簡単なことではなさそうではありますが。。。
蓄積されている現代
立地戦略に限ったことではありませんが、
進歩し続ける技術や理論に対して、何も積み重ねないままでは、太刀打ちできなくなる。成長しないということで広がる差。
ライバル達は、あらゆる事に関して研究し、技術や手法の経験をかさね、蓄積していっている。
蓄積が増えていく今現在、そしてこの先の未来に、何かを達成しようと行動を起こした時、プロの力を使わずに(借りずに)進めることがどれだけ難しいかと感じました。
プロの凄さの一つに、行動の狙いがはっきりして精密であるということが挙げられます。それを繰り返し繰り返し、反復して精度を高めるものだから、素人との圧倒的な差が開いていく。
ここまでやれば十分だろう、といった成長を止めるようなことを思わない。もし継続がしんどく思ったとしても、志、努力、根性で継続する。そういう生き様がプロ中のプロなのだなぁとしみじみ感じたことがあります。
小売業界の立地戦略にもそうしたプロがいたことに、やはりビジネスとは一筋縄にはいかず、どこにでも猛者がいるものなのだなと、とても勉強させて頂きました。
読んだ後に浮かび上がる注目キーワード:
・変化ありきの相対性
・プロとの接点