本から学び仕事に活かすブログ。

ビジネス書の研究、社説の読み比べ、要約など。世の中の「学び」を見つけます。

大人のスキルを身に着けよう。【考える力がつく本】

池上彰さんの分かりやすい話し方は、とても魅力的な持ち味ですね。

人に分かりやすく伝える。それは、考える力がしっかり身についてるからこそなのでしょう。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

考える力がつく本

2016/9/29

池上 彰 (著)

考える力がつく本―本、新聞、ネットの読み方、情報整理の「超」入門

考える力がつく本―本、新聞、ネットの読み方、情報整理の「超」入門

ちなみに、後半は大企業の経営者がどんな本を読んでいるか、
結構な量で、本の紹介があります。

本読んでるのに何で本の紹介多いの!?
と、引っかかる方は、図書館で借りるなどで様子を見た方が、いいかもしれませんね。

スタート地点を認識する

本書が言うスタート地点、それは、自分がいかに物事を知らないかに気づく。ということ。

わかるとは、自分の知識で話せること。
知識と知識が結びつく。
自分の言葉でアウトプットできることが、真の理解と言えます。

人に伝える。人がわかるように、伝え方を考え、選ぶ。

インプットされたものが多ければ、良いアウトプットに繋がる。

人に伝えようとすることで深い気づきとなり、正に「わかる」状態になるのだと思います。

考えるとは

インプット的なことか、
アウトプット的なことか
と問われるなら、アウトプットではないでしょうか。

そのアウトプットのチカラをつける為にどうすれば良いか。

兎にも角にもインプットをするということ。ということになります。

熟慮(じゅくりょ)

→よく考えをめぐらせること。


熟慮という単語が出てきます。

熟慮するときの脳の中、
その動きを例えるなら、
自分の中に蓄え、
積み重ねられた知識。

それを夜空に浮かぶ星とすれば
知識を増やすということは、
夜空が星で埋め尽くされていく
ということになる。

熟慮とは、星と星とを駆けめぐるようなもの。

駆けめぐり方の重要性ではなく
駆けめぐれるものの量、
自身の中の、アクセスできる量の多さの方が大切ということですね。

インプットのコツや、優先した方が良いもの、といったことについても本書で紹介されていきます。

考えるという行為に、もう少しヒラメキ的な要素があるのかな?と思っていましたが、いま身につけてる知識がヒラメキの素材になるということなのでしょうか。それとも、また別次元のことなのでしょうか。

そして池上彰さんも含め、いろいろな方がおすすめするジャンル、読んだほうが良いというもののなか注目するのが、「哲学」と「歴史」。

どうやら哲学と歴史というジャンルは、知識の土台を固める為にも重要なようですね!

〜要点のまとめ〜

【目的】
考える力を身につける。

【目標地点】
ニュースなどを読んで、その出来事からおこる先のことが予測できるようになる。

【なぜ】
漠然とニュースを眺めているだけでは、入ってこない情報がある。
知っていると思っていても、実は知らないことがある。

【手段】
活字を読む。読書をする。

【手法】
図を使う
新聞、雑誌、ネット、テレビの読み方、見方。
人の話の聞き方

【参考】
企業のトップリーダーにどんな本を読んでいるか聞く。

読んだ後に浮かび上がる注目ワード:
集中力の影響はどれだけあるか?