こんな時におすすめ→
目的がハッキリし、達成手段を考えたい時。
【カフェオレからはじまるイノベーション】もくじ
【どういう本?】
本書ではイノベーションは結果であり、イノベーションが目的ではないといいます。
むしろ本質的な目標を設定し、その目標に向かうプロセスに真摯に取り組む方が、ずっと早く、到達すべき目標地点に達すると考えてます。
主人公が壁にぶつかり、どのように乗り越えていくかという絵本のパートと、その説明やワーク、といったパートを交互に本書は進められていきます。
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【カフェオレからはじまるイノベーション】
2015/6/13
田子 學 (著), 田子 裕子 (著)

オトナがますます育つ「考え方」の絵本 カフェオレからはじまるイノベーション
- 作者: 田子學,田子裕子
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2015/06/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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【解決手段として】
イノベーションというと、ゼロから1を生み出す、というようなイメージがありがちです。ですがそうでないこともあり、すでにある技術や知識を合わせて、あらたな価値を世の中に送り出す。
あらたな価値とは、解決したい世の中の問題があって、その問題の解決に向けて作られるものであり、結果としてイノベーションと呼ばれるものだったりする。ということです。
イノベーションを解決する手段として身につける為の本書のステップは
1:ほぐして
2:みつけて
3:くっつける
という3つの流れになっています。
本書の中で問われる1+1=? とは。
その答えに、いかに自身の頭に柔軟性がないか。という気づきがありました。
気づけたからこそ、次に活かすことができます。そういった今まで見つけられなかった視点をみつけ、活用すること。
気づくという行動にも、大きく分けて2つあると感じます。
1つ目は、本質的な気づき。
信号無視をしたい理由と、その問題を深く掘り下げていき、信号無視をしなくてもいいという解決方法にたどり着く。
2つ目は、つながりとしての気づき。
あるものと、あるものをくっつけて、イノベーションのカタチにしていく。
スキマ時間にはビジネス書を「聴く」。オーディオブックのFeBe
イノベーションは、あくまでも達成手段なのですね。それが目的になってしまっては、いけない。
たしかに、ムキになって探そうとしたら、目的なのか手段なのかわからなくなってしまいそうです。
【所感】
目的、目標地点をしっかりと確認することが大切で、それがイノベーションを有効的にする。
つまり、イノベーションを点として捉えるのでなく、目的や目標地点までしっかりつながりのある線、有機的な線として考えることが大切である、ということが言えます。
そこがしっかりした上で、最適なことを取り入れる。
手段として固定概念を捨てることが必要なら、捨てる。
ものごとの本質を見つかれば、解決する手段が見えてくる。
私は本質が見えてくる、ということに重要性を感じています。
また、そうなるためには、簡単にはいかず、経験、失敗、訓練といったリアルによって得られるものであると感じています。
本質をみつけられるチカラをつけるには、まだまだ道のりは長いようです