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各社バラける日に、読売さんの結論先出し手法を考える。|社説読み比べ20178/7(月)

 

社説読み比べタイトル8.7

社説とは新聞や雑誌の意見・主張。新聞各社にはそれぞれの立ち位置から発する意見があります。
どの出来事に対して?誰の?何に?もの申しているのか。新聞大手5社の社説を読み比べて要約します。 

もくじ

各社それぞれモノ申す日に、読売新聞さんの見せ方を考える。

今日のテーマは各社被らず。

社説の読み比べを始めて2ヶ月と少々。5社すべての記事を要約するようになってから2週間が経ちました。

読売新聞さんは「冒頭に結論を持ってくる手法」を使います。読み手を引き込ませる秀逸なテクニックで、米国発のビジネス本にもよく見られます。あとの内容が冒頭を補足するものなのだな、という分かり易さがありますね。

とは言え漢字が多くて読みにくかったり。

政権に寄り添う感じには(なんだジャイアンかと思ったらスネ夫だったか)と思う事もあったり。

 

では、各社の要約をしてみます。

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2017/8/7(月)5社の社説要約 

朝日新聞

元号と公文書 西暦併記の義務づけを

改元時期が早まるのはいいね。

名前を決めるのは内閣で、国民が関われないのは残念。時期は2019年1月の方が、4月より良いって朝日の世論調査で出てるよ。国民の生活に合わせるなら1月の方が混乱しないでしょ。

西暦と元号を両方記載する義務付けを検討してほしい。そりゃ面倒だろうけど、西暦に換算する実務もまた面倒。外国人も増えてるしね。政策の目標時期を確認するといった視点からも、わかりやすい方がいいでしょ。

誰のためのことかを考えたら、おのずと答え出るよね。

 

甲子園の夏 白球追う選手にエール

朝日主催の甲子園の時期だ。選手には悔いのないプレーを期待する。

少子化や統廃合により参加校は29年ぶりに4000校を下回った。

一方で球児たちの野球に打ち込む姿には、いつも心動かされる。大会を通じて噛みしめたい。

来年は100回の節目だよ。

 

産経新聞

日米原子力協定 河野外相は延長に万全を

エネルギー資源に乏しい日本はプルトニウム再利用が不可欠。ただ再利用先の稼働が少なく、余らせていると米国に思われてしまいそうだ。

日米原子力協定は日本にとって理想的なカタチ。自動延長してそのまま続けてほしい。

担当の河野氏は原発には反対意見だが、国の将来を踏まえて、国益を考えてほしい。

 

トヨタ・マツダ 世界率いる再編の主役に

電気自動車の開発は世界で伸びていて、トヨタでも今後は厳しいから、トヨタとマツダのタッグで次世代の技術を身につけて世界をリードしていってほしい。

政府も規制緩和して開発を支援してね。

EV市場が成長期の今、両社が提携して遅れ気味だったEVの開発を早めるのは妥当。工場を米国に置く手段も、生産性を高めつつ政治的リスク対策にもなる合理的な方法だ。

世界の中での生き残り競争は激化するから、

日本勢は競争しつつも連携して、主導権を握ってほしいな。

 

毎日新聞

東京23区の大学定員抑制 若者が地方選ぶ施策こそ

都内23区の大学に人が集まるのを抑えようとする策が、地方大学の活性化に繋がるとは思えない。

それよりも奨学金の充実や、就職先の企業との連携で雇用をつくり、地方への支援を増やすべき。

 

岐路の安倍政権 憲法改正 首相主導の日程は崩れた

安倍政権は、支持率が下がれば経済最優先を強調し、上がれば改憲を目指す。それを繰り返してきた。今回もそうなのではないか。経済政策を自身の目的達成の手段に使う考え方には、無理があるでしょ。

憲法は将来に渡って国のあり方を決めるものだから、支持率に任せて議論をするものではないよ。憲法議論は与野党協調路線にもどすべき。

 

日本経済新聞

ITで医療・介護を抜本改革せよ

高齢化で膨らむ医療・介護費は先進国の中でも日本は最悪の財政状況だ。カギを握るIT技術で、抜本的な見直しをしてほしい。

医療、介護、健康の詳細なデータが制度ごとにバラバラに管理されている。ビッグデータで一元化すれば、予防対策をしやすくなるし、健康保険組合は社員にとって必要な指導をしやすくなる。

新技術の導入には、報酬面でも配慮してほしい。

社会保険診療報酬支払基金のレセプト審査に、AIを取り入れるなどの合理化案をまとめたのは妥当だけど、支部で別々の管理にせず、一元化させるべき。大学の研究データもまとめた方が活かせそう。

限られた予算内でなんとかするのが現実的だよね。政府は中長期の改革工程表を作ったら?

来春に施行される「医療ビッグデータ法」は

期待できる。データの専門家教育については、米欧のように重要視すべき。

個人の利便性が高まる規制改革もして欲しいね。

 

読売新聞  

対「北」制裁決議 今度こそ実効性のある圧力を

国連安全保障理事会が新たに決めた北朝鮮はの制裁は、抜け穴だった中国への鉄鉱輸出も制限されることになる。ちゃんと実行できたら、北朝鮮が輸出で得ている収入の1/3ほど減ると試算されている。

中国から北朝鮮への原油輸出も、制限して欲しかったな。中国は北朝鮮に甘いけど、これ以上放っておけないでしょ。

決議採択後に中国とロシアは、米韓合同軍事演習も同時に終了させてと言ったけど、北朝鮮は国際法に違反してるから生産するのであって、筋は通ってないね。

今回は韓国も、決議ちゃんとやらなきゃと言ってるし、日米韓が中国に圧力強化を求めていかなきゃ。

 

経済財政白書 人手不足を官民で克服しよう

失速ぎみのアベノミクスをまた軌道に乗せるためにも、人手不足というピンチを官民でチャンスにしよう。

意識改革して労使に染み付いた弱気を振り払わないとね。人出不足に対しての賃金上昇率は低いし。

まだ具体策足りないよ。成長の限界突破したいね。

 

社説参照先一覧 

朝日新聞・社説トップページ

産経新聞・社説トップページ 

毎日新聞・社説トップページ 

日本経済新聞・社説トップページ

読売新聞・社説トップページ 


社説を読み比べて要約することについて。 

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