もくじ
【推論】元防衛相、稲田氏の降板は6月29日に確定した。
8月3日内閣改造を迎える前、7月28日に稲田氏は辞任しました。
今回、なぜ稲田氏の辞任が6月29日に確定したと推論するのか。社説読み比べから感じ取れたことを根拠として記したいと思います。
とはいえ、ネもハもない話です。どうぞご笑覧下さい。
社説と新聞社の立ち位置について。
まず今回の推測を展開するに当たり、新聞社の社説および立ち位置の認識について。
社説とは、その会社の意見・主張を言います。新聞社とはただ淡々と事実を語るだけのメディアではなく、各社それぞれの意見や立ち位置があるのですね。
朝日新聞さん…エリート的なリベラル側の新聞さんです。政権に厳しく、よくモノ申されてます。時にぐうの音も出ない程の的確な正論でモノ申す姿は、逆に鼻につくことも。。。?
産経新聞さん…日本バンザイ!いちばんガミガミしているように見えます。そして、ごくたまーに見せるおちゃめな姿は「産経流ツンデレ」と言っても良いのでは。。。政権のご指摘には「だから改憲でしょ」や「だから国防強化だ」という意見に繋がりやすい。北朝鮮と中国に一番厳しいのが産経新聞さん。
毎日新聞さん…政権に対してモノ申す、淡々としたリベラル側。「そもそも論」になる傾向がみられる。朝日新聞さんと立ち位置が近い感じだけど、そこまでビシィィッ!っとはしていない。
日本経済新聞さん…さすがのビジネス一筋な日経新聞さんの社説。「そんなこと言ったって現実やることやらなきゃね」と、もっともサバサバしてる。社説ではビジネス事例の紹介や、プレゼンが始まったか?と見られる時も。
読売新聞さん…あからさまと言っても差し支えないくらい政権寄りの発言。むしろ強みとしているのか。 「政権にモノ申すようで国民との仲を取り持っているよねこれ」という社説をしばしば見かけます。
そして今回の推論についてカギとなるのは、読売新聞さんの社説。
さぁここからは社説風な口調で進めて参りましょう。
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時系列での確認
まず、6月後半の不穏な雰囲気から、稲田氏が辞任する辺りまでの流れについて、社説を混じえて追っていく。
6/28
都議選の応援演説にて稲田氏「防衛省、自衛隊、防衛大臣、自民党としてもお願いしたい」と発言。
6/29
朝日と毎日が社説上で、稲田氏の大暴投発言に物申す。
朝日…公務員が地位を利用して選挙するのも、自衛隊が特定の候補者を支持するのもダメっしょ。
毎日…なんか防衛相が組織ぐるみで特定のひと応援してるようですけど、、しかも後になって撤回って…撤回じゃ済まされませんよねぇこれ。
6/30
続いて日経と読売が物申す。
日経…弁護士なのにイロハのイもわかってないってもう失格っすわ。
読売…首相の任命責任にまで及ぶ事態を招きおって。強く反省すべし。
ポイントとなるのは、この読売の発言だ。
普段の様子なら、政権批判のようにも擁護のようにも取れる記事で済ますであろう。しかし今回は稲田氏対して、どストレート批判を放った。
「来たよコレ!」が私の第一の感想だった。
(ちなみに6/25読売の社説では、辞任する豊田真由子氏に対してキツく物申しており、与党では無くなった者に容赦ない姿勢を示す読売の姿が見れる。)
しかし幾日か経っても、稲田氏からは何の気配も出てこない。
先に進めよう。
7/12
内閣改造の実行日を8/3に決定。
7/28
ついに来た稲田氏の辞任。内閣改造直前の出来事だった。
8/3
内閣改造。
以上が一連の流れとなる。では稲田氏の降板が6/29に決まったとする根拠を次に挙げよう。
推測の根拠
注目すべき6/30、読売による社説の要点は…
・どストレートな批判を稲田氏に投げる。
・29日には取り上げず、30日に物申した。
という2点。
また読売は〔政権の情報にはどの新聞社よりも自信を持ってる〕ということもポイントだ。
そして辞任した7/28とは、もし6/29に「何かあった」とすればちょうど一ヶ月後となる日だ。
これらの点を踏まえ、以下の二つを推測するとともに、何となく繋がりが見えてこないだろうか。
①読売は6月29日に「何らかの有力な情報」を得られたので、30日に物申した。
②「ちょうど一ヶ月」という期間は、稲田氏に与えられた「何らかの期限」だったのではないか。
6月29日に何があったのか。
ずばり、稲田氏は重要人物から引導を渡されたのだろう。
まがいなりにも重役ポジションである稲田氏だが、それをものともしない超大物であろうと推測できる。残念ながら未熟者の私にはそれが誰かまでは推測に至らないが。
稲田氏はその日、おそらく「一ヶ月で結果を出せ」と言い渡された。
もし結果を出せなかったら…?
そこは稲田氏からは聞けなかった。身の振り方をどうすべきかについては、その場の空気を察し忖度したのであろう。
とは言え、さすがに内閣改造後の椅子は無いだろうとは予測できるのではないか。
一方の読売は、おそらく今件にかなり近い重要ポジションの人物とコネがあると予測する。
稲田氏が与えられた指示や情報より、もっと先の情報を掴んでいたのではないか。
すなわち、稲田氏の降板確定という情報だ。
そして読売はそれを匂わせたいと思っている。「我が社は確かな情報を持っている」のだと、ライバル達に示したいのだ。
だからこそ30日の社説で、稲田氏に対してどストレートを放った。。
それによっておそらく他社も感づいたであろう。
そして7月28日、期限を迎えた稲田氏は、辞任という選択肢しか選べなかったのである。
おわりに
以上、稚拙なファンタジーを最後までお読み頂きありがとうございます。
信憑性も何もありませんが…。
普段の立ち位置や、流れが変わった時の「あれ?」 となる感覚。社説の読み比べの面白さが一段と増す瞬間です。
そんな面白さをまた探していきたいと思います。
ではでは、また!
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