~毎日更新中~
「社説」とは新聞や雑誌の意見・主張。読み比べれば、どの話題に注目が集まっているかわかり、時事問題にも強くなる!
大手5社(朝日、産経、毎日、日経、読売)の社説をTwitterサイズで要約します。
もくじ
《記事比較》民進党分裂、枝野氏左派新党へ
野党第一党である民進党が分裂することになりました。5社が取り上げます。
内部でたびたび意見が折り合わなかった民進党。大筋では、分裂したことで分かりやすくなったよね、というご意見です。
朝日新聞さんは、民進党は希望の党が掲げる政策は反対だったんじゃないの?と指摘します。
朝日新聞
衆院選 民進党分裂 政策を軽んじた末に
産経新聞
枝野氏ら新党 左派分離はわかりやすい
毎日新聞
民進党左派が新党結成へ この分裂はやむを得ない
日経新聞
政策本位の野党再編であれば悪くない
読売新聞
野党再編 政策一致の原則を貫けるのか
(PR)
◇ ◆ ◇
では、今日の各社社説を要約します。
朝日新聞
衆院選 民進党分裂 政策を軽んじた末に
野党と市民の共闘の流れは立憲民主党が引き継ぐ見通し。
民進の前原代表は全員合流を前提に合意を取り付けたが、小池氏から「全員はない」とあっさり拒まれた。
党首同士がこれ程食い違うのは信じられない。民進党の前議員たちは、希望が示す安全保障関連法の容認に、簡単に従うのか。違憲だと言ってた筈だ。
衆院選 自民改憲公約 国民には語らないのか
首相と自民党の候補者に問う。なぜいま改憲が必要なのか。公約にしたのなら国民に語るべき。
過去の衆参両院選挙でも首相のふるまいは似ている。選挙前は「経済優先」をうたい、選挙で得た数の力で「安倍カラー」の政策を強引に進める。
産経新聞
米中と北朝鮮 大統領訪問までに成果を
ティラーソン氏は、北朝鮮には軍事的選択肢もあるという立場を説明し、中国による圧力強化を促したようだが、進展はないようだ。
来月上旬のトランプ氏の訪中は、北朝鮮に強いメッセージを送る格好の機会とすべき。
日本政府は衆院選の空白を作らず、米側の外交意図を把握しておくべき。
枝野氏ら新党 左派分離はわかりやすい
掲げるものはともかく、有権者に分かりやすい選択肢が提示されることは歓迎。公約はまだだが、国難突破という自民党とは、かけ離れそうだ。
枝野氏らは安保関連法は違憲だと批判する。国民を守る為に日米同盟の抑止力が必要であることを、どう考えるのか。
毎日新聞
日本の岐路 自民党の選挙公約 再び検証を欠く上書きか
過去の公約を総括せずに新たな政策を出しても、また中途半端に終わるのか。とくに消費税の扱いだ。基礎的財政収支黒字化目標の20年度、女性の活躍の文字が消えた。
憲法改正は9条への自衛隊明記を含む4項目を挙げたが、条文案は示さず。
民進党左派が新党結成へ この分裂はやむを得ない
民進党がそのまま希望の党へ合流した場合、保守派とリベラル派の矛盾を抱え込むおそれがあった。分裂はやむを得ない。
リベラル派勢力を支持する側の受け皿がなくなり、行き場を失うおそれもあった。分かれた両党とも、混乱をすぐ収束し公約の肉づけに集中すべき。
日本経済新聞
政策本位の野党再編であれば悪くない
民進党はリベラル系の離脱によって、やっとすっきりできただろう。これで衆院選は、保守系の自民・公明、希望・維新、リベラル系の民主・共産の三つどもえがほぼ確定した。
消えゆく民進党には、きちんと分党手続きをすることを注文する。
企業は賃上げで好循環を促せ
製造業などで景況感が改善したのは、円安、輸出の改善を追い風に、電気機械、業務用機械などが上向いたからだ。景況感の改善は、戦後2番目の長さになったようだが、個人レベルで実感がわかない。
政府は、投資に繋がる規制改革や、生産性向上となる雇用市場改革に力を入れるべき。
読売新聞
自民党公約 9条改正を正面から論じた
「初めての憲法改正を目指す」とした。「自衛隊の明記」をうたうのが特徴。4項目の明記は安倍首相の強い意欲の表れだろう。衆院選の争点として国民の信を問う姿勢は評価できる。
公約には、具体案や日程がなかった。各党との議論を本格化させてもらいたい。
野党再編 政策一致の原則を貫けるのか
民進党の分裂が、確定的となった。希望の党、立憲民主党、無所属の3分と見られる。民進は、保守系と左派が混在する「寄り合い所帯」で、憲法、安保政策の意見集約ができなかった。
政策が一致する者同士でまとまるのは、有権者に分かりやすくは、なる。
各社社説の参照先
朝日新聞・社説トップページ
産経新聞・社説トップページ
毎日新聞・社説トップページ
日本経済新聞・社説トップページ
読売新聞・社説トップページ
◇ ◆ ◇
こんな記事もあります↓
PR