本から学び仕事に活かすブログ。

ビジネス書の研究、社説の読み比べ、要約など。世の中の「学び」を見つけます。

衆院選あす公示に、新聞5社の反応は。|社説読み比べ2017/10/9(月)

 

~毎日更新中~

社説読み比べタイトル10.9

「社説」とは新聞や雑誌の意見・主張。読み比べれば、どの話題に注目が集まっているかわかり、時事問題にも強くなる!

大手5社(朝日、産経、毎日、日経、読売)の社説をTwitterサイズで要約します。 

《記事比較》衆院選 あす公示

日本記者クラブ主催の8党首討論会も行われ、明日から衆議院選挙が始まります。

5社が取り上げました。

新聞各社の取り上げ方に、それぞれの特色が表れてます。

 

朝日新聞

首相はやっぱ森友・加計突っ込まれたくないんだね。小池氏は自民党にくっつくかも。

 

産経新聞

首相候補は安倍氏しかいないね。北朝鮮には圧力かけなきゃだし。

 

毎日新聞

首相は、どこが丁寧な説明なの?北朝鮮問題あおりすぎ。

 

日経新聞

与野党ともこの程度の説明では、18歳の新たな有権者に笑われちゃうよ。

 

読売新聞 

次世代につけ回さないよう、責任ある政策論争をしてね。

 

◇ ◆ ◇

では今日の各社社説を要約します。

 

朝日新聞

中国の歴史観 政治利用の不毛な動き

習近平政権は自らの正しさを高めるためか、日本と中国による戦争の始まりを1937年の盧溝橋事件ではなく31年9月の満州事変・柳条湖事件からと唱える。

歴史の政治利用と、日本の政治家によるいびつな歴史観との摩擦は、両国の互恵関係づくりを乱す。

自由な研究と交流を広げるべき。

 

衆院選 あす公示 「語らぬ争点」に目を

党首討論などで、各党首が語りたがらない争点が見えてきた。安倍首相は「森友・加計疑惑隠し」。

希望の党の小池代表は「安倍1強を倒す」と言いつつ、自民党との近さがより鮮明になった。

各党の本音を互いにあぶり出すような論戦を期待する。

 

産経新聞

衆院選あす公示 日本の針路を堂々と語れ 危機突破の処方箋が見たい

「自民・公明」「希望・維新」「立憲民主・共産・社民」による3極の構図となった。安倍首相以外には有力な首相候補がいない。

各党首は北朝鮮に核・ミサイルを放棄させるとの立場では一致する。

対話路線を示す左派系は、北朝鮮を有利にさせる事に気づくべき。

 

日産で無資格検査が横行 消費者への重大な背信だ

日産自動車が、無資格者に検査させ、116万台のリコールとなった問題に新たな疑惑が浮かぶ。不正だと分かった上で、隠そうとしていた疑いがある。

コスト削減や省力化に加え、経営拡大を追ったやり方に問題があるのではないか。

 

毎日新聞

日産で無資格検査が横行 消費者への重大な背信だ

日産自動車が、無資格者に検査させ、116万台のリコールとなった問題に新たな疑惑が浮かぶ。不正だと分かった上で、隠そうとしていた疑いがある。

コスト削減や省力化に加え、経営拡大を追ったやり方に問題があるのではないか。

 

日本の岐路 首相の討論会発言 これが丁寧な説明なのか

森友・加計問題に対し安倍首相は「逃げてないし首相寄りの証言をもっとマスコミが取り上げるべき」と責任転嫁のような発言。

北朝鮮問題の「国難」と不安をあおるのは疑問。

希望の党の小池氏は、首相退陣となれば自民党と連携する可能性も。

 

日本経済新聞

安倍政権5年へ審判を下す衆院選

方向性がよくわからない希望の党。具体的な政策がみえない立憲民主党。森友・加計疑惑の説明が足りない安倍首相。

今回の衆院選は18歳は初の政権選択選挙となる。与野党ともこんな程度の説明で、高校生が納得すると思っているのだろうか。

 

読売新聞  

あす公示 責任ある政策論争を展開せよ

衆院選の最大の焦点は、自民と希望の対決。消費税を上げるかが大きな論点となった。次世代につけ回すことのない責任ある政策論争が必要。

憲法改正については希望の党は前向き。改憲勢力がまた3分の2を占めるのは確実だが具体項目の議論が必要。

 

各社社説の参照先 

朝日新聞・社説トップページ

産経新聞・社説トップページ 

毎日新聞・社説トップページ 

日本経済新聞・社説トップページ

読売新聞・社説トップページ 


【新聞社説の読み比べ方】分かれば新聞が味わい深くなる! 

◇ ◆ ◇

 こんな記事もあります↓ 

www.daishibass.com

 

www.daishibass.com