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今回は、SWOT分析の「外的要因」となるネタを新聞社説から探し、考察してみたいと思います。
SWOT分析をするために取り上げる新聞社説の記事はコチラ↓
11/3社説読み比べより
毎日新聞《日本版GPS本格運用へ 新産業を導くインフラに》
みちびき4号が打ち上げられました。11月3日の毎日新聞の社説で取り上げられています。
出典:みちびきウェブサイト
日本版GPS
GPSという呼び名は、米国の測位システムのことで、ソニーのウォークマンみたいなことです。とりあえず日本版GPSと言ってるのですが、名前はこのままでいくのか変えるのか…。
その日本版GPSである「準天頂衛星みちびき」の4号が打ち上げられた、という内容の社説でした。2018年から本格運用がスタートする予定です。
「準天頂衛星みちびき」についてはこちらの記事もご参照ください。
測位の精度が上がる!
測位の精度は、以下の3種に分けられます。(みちびきウェブサイトより)
・衛星測位サービス:誤差10m程度(GPSと同等の誤差)
・サブメータ級測位補強サービス:誤差1~2m程度
・センチメータ級測位補強サービス:誤差6~12cm程度
スマホの位置測位の誤差は10メートルくらい。みちびき導入後も、いまのところは衛星測位サービス(10メートルくらい)対応なので、精度は変わりません。ですが、高層ビルの間や山間部でも安定するようになります。
みちびきに対応する各メーカーのさまざまな製品については、内閣府のホームページにて掲載されています。
内閣府ホームページ みちびき対応製品はこちら
さらに精度を高める!
みちびき最大の特徴といえば、誤差数センチの精度での測位ができるようになる「センチメータ級測位補強サービス」です!
ただ、その精度で場所を捉えるには【L6】という信号を受信するための、専用の受信機が必要になります。その受信機は100万円程度だといいます。めっちゃ高いですね。
どの業種にとって、どんな外的要因となるか
日本版GPSは、どの業界でどんな外的要因となるでしょうか。
カーナビ業界
もしスマホでも精密な測位ができるようになるなら、カーナビ業界の脅威となります。
グーグルマップをカーナビのように使っている方ならおわかりかと思いますが、グーグルマップのカーナビ機能、ぶれぶれです!私はメインで使ってますが、方向変えてないのに真逆を示したり、高速道路に乗ってるのに、いつの間にか一般道を示していたり。。ぶれぶれです!
L6信号に対応できるスマホがどれだけ出て、価値にどれだけ需要が集まるかに注目します。受信機の超小型化が必須と言えます。
農業界
高精度の受信機に熱い注目を向けているのが、農業界です。自動化の技術と組み合わせて、トラクターが無人で動くようになりますよ!凄いねぇ!
100万円もかかる受信機で、はたして費用対効果が見込めるのか。そんな中、注目記事を発見!
マゼランシステムズジャパンが開発した受信機であれば10万円で済むという、これは格安!充分な費用対効果が見込めそうです。
農業界にとっての機会となりそうですね。
トラクター自動化は一番恩恵をうけそうですね。
応用として…道路の夜間清掃車の自動化なんて、どうでしょうか。
受信機メーカーにとっても機会ですし、熾烈な競争になりそう。
使い道を更に考察する
音楽業界
大型ライブ会場で、出演者の動きに合わせて周りを飛び回る「空飛ぶスポットライト」とか、ガンダムで出てくるビットみたいな感じの演出なんかどうでしょうか。
体育用具業界
運動会の時よく見かける、白ライン引き。あれ自動化したらどうでしょう。器具を自動で運んでくれるロボットとか。先生や生徒の負担が減る。。。最近では先生の負担が増えすぎて問題になってますし。。。
以上です。
ではでは、また!
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