どうしようもなく気持ちが沈んでしまうとき。
いつも通りなら、踏ん張れるであろうことも、気持ちが沈んでしまっている時には、何も手がつけられません。
わかっているのに、できない。そんな時があります。
人格がまるっきり逆転してしまったんじゃないか。べつに大した人格じゃないけど。そんな日を何度も迎えてしまう。
誰かを傷つける言葉しか生み出せないなら、吐き出したくない。受け取りたくもない。
どうしようもなく心が辛いとき。
世界との接点がプチッと切れてしまったのではないかと思うとき。
孤独が心をザワザワさせるとき。
わたしはそんな時、「ブルーハーツ」の「ひとにやさしく」を思い出して、歌います。
気持ちが落ちて落ちてしょうがなく落ちる時ほど、このうたの温かさ、やさしさに涙を我慢できなくなります。歌いながら泣いてるんだもん。人が見てたらバカみたいだと思います。
ヒロトさんの歌声には心が救われます。
「ぼくが言ってやる。でっかい声で言ってやる。がんばれって言ってやる。聞こえるかい。がんばれ!」
これほどやさしい「がんばれ!」が世の中にどれほどあるのでしょうか。
どれだけの辛い思いを、前向きな歌のパワーに変えたのでしょうか。

- アーティスト: THE BLUE HEARTS,甲本ヒロト,真島昌利
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わたしは、そんな「がんばれ!」を人に言えない。言えてない。
誰かの「がんばれ!」は、大切な人に届いているのだろうか。
辛く孤独な思いが目の前を真っ暗にする日々に、どうか人の優しさが、人と人とを繋げますように。
もし、いまあなたが辛い気持ちでいるなら、あなたを応援する心からの「がんばれ!」が、いますぐでなかったとしても、いつかどうかあなたに届きますように。