長年付きまとう、上がり症
私が人前で緊張するようになったのは吹奏楽部だった学生時代。(失敗が怖い、上手く吹きたい!)と緊張し、演奏に集中できませんでした。
ここぞ!という時に限って緊張してしまう。。。(次はこうしてみよう)と試してみたりするものの、やはり上手くいかず、練習の時にできてたことが、本番ではできない。怖くて踏み出せない。
「一瞬で緊張をほぐすテクニック!」とか
「このおまじないで緊張が和らぎます♪」とか
そんなん全然効かないじゃん!ってくらいの緊張を本気で治したい!と思い、見つけたのがこの本でした。
まんが版 緊張をとる 人前編
俳優の世界では緊張は演技に大きく響くことから、緊張のメカニズムや取り除き方について真剣に研究されているのだそうです。
どのように緊張が生まれ、どのような克服をしていけばいいのか。今までこんなに詳しく教えてくれるものを見たことがない!! と、うなずきの連続で一気読みしました。
思い当たるフシが多すぎてグサッとくるのですが、、、
もし、「さっさと緊張を克服できる方法」を知りたいとお思いでしたら、本書はオススメできません。
一歩一歩、クリアしていく
すぐには克服できないけど、何でつまづいているかを理解し、確実なステップで少しずつクリアしていく。読んでみてそんな感覚を覚え、希望が湧いてきました。
学校のテストで例えるなら、100点満点中30点しか取れなかった。頑張ったらせめて次は60点取りたいよね、と…。
確かにテストならそういう願望でもいいかもしれません。
でも「緊張を克服する」とは、そういう段飛ばしな感覚では駄目だという理解がまず必要でした。
まず自分が30点しか取れないことを自覚し、次に、31点を目指す。クリアできたら、次は32点と…。そして3歩進んでも2歩下がる時もあって、そういった「コツコツの積み重ね」で克服していく。
まさに謙虚な姿勢で向き合っていくべきことだったのです。
私と同じように、人前でアガってしまうのを何とかしたい!と思っている方には、本当にオススメします。克服への明確な道すじが見えてきて、「次はこうしよう」という目標の精度が上がると思います。
本書は前半戦である人前編。ということで後半の殻を破る編は2019年春に刊行予定。
そして、本書の元となっている本はこちら↓
以上です!