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「稲田氏も出ないよ。」4社の意見集まる。|社説読み比べ2017/8/11(金)

|社説読み比べタイトル8.11

 

社説とは新聞や雑誌の意見・主張。新聞各社にはそれぞれの立ち位置から発する意見があります。
どの出来事に対して?誰の?何に?もの申しているのか。新聞大手5社の社説を読み比べて要約します。 

もくじ

《記事比較》陸自日報問題に進展なし

稲田氏から小野寺氏に防衛相が代替わりしたものの、閉会中審査での日報問題に進展がありません。4社がモノ申してます。

朝日…なんだ隠蔽体質が引き継がれただけか。

毎日…稲田氏が隠したのか文民統制出来なかったのか要検証。

日経…今までと同じ構図。北朝鮮とか怖いから小野寺防衛相は対策進めて。

読売…時代に合った公文書の管理基準を欲す。

 

では、各社の社説を要約してみましょう。 

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朝日新聞

加計学園問題 「記憶ない」は通じない

加計ありきと言えるような新たな事実が、また見つかった。安倍首相と特区ワーキンググループがしてきた説明にいくつもの疑問符がついた。しかも官邸入館記録も議事要旨の元になった速記録も、平然と「廃棄した」と言ってる。

透明さなんて全然ないよね。全部隠さず言わなきゃ国民の信頼なんて無いよ。

 

陸自日報問題 引き継がれた隠蔽体質

自衛隊の海外活動に関わる文書管理と、文民統制の不完全さを問われる重要問題なのに、自民党は閉会中審査でまたうやむやにした。体質が新体制に引き継がれたと言わざるを得ない。

身内による調査には限界がある。けど小野寺防衛相は「しっかりしてる」として野党が求める再審査を断る。

野党が求める通り閉会中審査を開いて、首相の言葉通りに十分な説明責任を今度こそ果たしてよね。

 

産経新聞

山の日 臆病も勇気のうちである

自然とはどんなに万全な対策をしても「絶対安全」ということはあり得ない。

無茶しようとせず、知恵を働かせて見えないものにも危険予知して、山登りに備えてね。 

国税庁長官 会見拒否を放置するのか

国税庁は新長官の就任会見はしないと決めた。みんな理由分かってるけどね。就任佐川氏が森友問題のこと突っ込まれたくないからでしょ。ただ、いつまで隠れるつもりなの?

国税庁の職員にしてみたら、迷惑な話だよね。 

森友問題について説明しないなら、長官として不適格でしょ。安倍首相も「反省すべき点を反省する」って言ってる。

徴税の妨げにもなるよ。

 

毎日新聞

稲田氏不在の国会質疑 これでは何もわからない

南スーダンの日報問題について閉会中審査が行われた。

新しく就任した小野寺五典防衛相は、報告するとか言いながら再審査は拒否った。

防衛省事務方の当事者である辰己昌良審議官は、何も言わん。

非開示情報であることと、国会で答弁することを横並びにしたら おかしい。防衛省はできる範囲で情報を公表しなきゃ。

そもそも日報を隠したのは、駆け付け警護が認められなくなっちゃう、って思ったから?

稲田氏が隠蔽したor文民統制できなかったか、検証が必要。 

組織犯罪防止条約への加盟 共謀罪の懸念は依然残る

改正組織犯罪処罰法(共謀罪法)を成立させる目的とされていた、国際組織犯罪防止条約に日本の加盟手続きが済んだ。

今まで各国個別だった犯罪対応の連携が、今後は180カ国で可能になる。

条約には加盟したけど、共謀罪法の不安点が解消された訳ではないし、求められてることと大きく違う。結局、国民への監視が強まるじゃん。今まで行われた警察の捜査方法を思い返したら、そりゃ適切に扱われるか不安になるでしょ。

 

日本経済新聞

「限定適正」でも見通せぬ東芝再建の行方

とりあえず上場廃止にならずに済んでホッとしてる投資家もいるだろうね。依然見通し悪いけど。

東芝自身が経営を立て直さなきゃ。監査問題収まったら経営陣に少しは余裕が生まれるんじゃない?

立ち直しの軸になってる、政府系ファンドの産業革新機構に、半導体メモリー事業売却すること以外の道も考えられないかな。

稲田氏不在では解明できない

南スーダン国連平和維持活動の日報問題についての閉会中審査は開かれたけど、与党は稲田氏の出席を拒んだ。結局、森友問題とか加計問題とかと構図が同じで、質問にあいまいに答えてるだけじゃん。安倍政権への不信感が増すだけだね。

国税庁に就任した佐川氏が会見を断った「諸般の事情」ってのも教えてほしいね。

北朝鮮とか怖いから小野寺防衛相は対策進めてね。

 

読売新聞  

米朝緊張 無謀な挑発へ冷静に対応せよ

21日から韓国で予定されている米韓合同軍事演習のけん制か、北朝鮮は次のミサイルを、日本の頭上を越えグアム島付近に落とすという。ありえないね。菅官房長官の反発は当然でしょ。

同盟国で連携し、戦いをチラつかせるだけじゃなく圧力と対話も組み合わせて粘りのある対応をしていかなきゃ。 

防衛省日報問題 情報公開の実効性が問われる

稲田氏が審査に参加しなかったし、真相解明にはまだ遠い。

防衛省に全部の情報を出せというのは酷だとしても、なんでもかんでも非公開って訳にはいかんでしょ。

時代に合った公文書管理基準を作らなきゃね。

 

今日の所感…

内閣改造するも不信感ムードは拭えず、政権にモノ申す内容が目立ちました。

それにしても、多くの人が恩恵を受けて休んでいるであろう山の日。「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」と定義されています。そんな山の日について、社説上では唯一取り上げたのは産経さんのみでした。 

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社説参照先一覧 

朝日新聞・社説トップページ

産経新聞・社説トップページ 

毎日新聞・社説トップページ 

日本経済新聞・社説トップページ

読売新聞・社説トップページ 


社説を読み比べて要約することについて。 

◇ ◆ ◇

 

 

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