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東芝「限定付き適正」に2社がモノ申す。|社説読み比べ2017/8/12(土)

 

〜毎日更新中〜

社説読み比べタイトル8.12

社説とは新聞や雑誌の意見・主張。

新聞各社のたぶん偉い人たちが、まるでお小言のように、時にガミガミと、時に淡々とモノ申す。どの話題の?誰に?どんな論点で?

文字のエキスパート達による競演の日々!

新聞大手5社の社説を読み比べて要約します。 

もくじ

《記事比較》東芝問題

東芝は期限を大幅に遅らせつつも、16年度の決算報告を公表しました。監査法人の意見は、全体としては問題ないけど一部は不適正とする「限定つき適正」としています。

朝日と産経の2社がモノ申してます。

朝日…東芝、監査法人、東京証券取引所の三者それぞれが責任果たさなきゃ。公正さは大切でしょ。

産経新聞…監査法人はもっと早く歩み寄ってくれよな。

 

では各社記事の要約をしてみましょう。

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朝日新聞

東芝の混迷 投資家の視線は厳しい

東芝は改めて管理体制を精査しなきゃ。

監査法人の判断や対応が適切だったのかも疑問。

東京証券取引所は東芝を体制の改善が必要な「特設注意市場銘柄」に指定し、審査が2年続く。時間だけをかけていれば「大企業に甘い」と投資家に判断される。

関係者は、公正さが何より大切だということを忘れてはいけないよね。

 

南シナ海問題 有効な規範へ結束を

領有権や漁業で争いの絶えない南シナ海には、法的拘束力のあるルールが必要だよ。我がモノ顔に振る舞う中国主体で進めさせてはいけない。創設50年のASEANの機能が弱まるからね。

平和の海となるルールに中国を巻き込めるよう各国の努力に期待したい。

 

産経新聞

北のグアム攻撃 「存立危機事態」に備えよ

小野寺防衛相は、北朝鮮がグアム島にミサイル攻撃するなら、集団的自衛権を使っても良いんじゃないかとの見解を示している。国民を守るために妥当な判断だ。

ただ現状の日本の装備では、グアムに向けたミサイルを撃ち落とすのは困難。とはいえ迎撃まで試みる事には意義がある。日米同盟の抑止力を高められるからね。

 

東芝決算 なお残るリスクの排除を

東芝を担当する監査法人は、東芝との意見が異なるものの、最終的には双方の意見を取り入れて「限定付き適正」とした。

それが出来るんなら、もっと早くやっといて欲しかったんだけど。事態が長引いたのは東芝だけでなく監査法人にも責任あるでしょ。

とりあえず、直ちに上場廃止ではなくなった。

上場維持をめぐる東証の審査はこれから本格的になる。債務超過の解消と、経営改革を気合い入れて進めなきゃね。

 

毎日新聞

岐路の安倍政権 対中国政策 「時の利」「人の利」を生かせ

安倍外交においての対中国政策では、協調対応が取れておらず最大の課題となっている。

日本も中国も、関係の改善ムードが漂ってきている。

一方、河野外相と王毅外相の先日の会談では、表面上では厳しいやりとりだったが、王氏は衆院議長だった河野氏の父、河野洋平氏に対して親近感のある発言もしていた。洋平氏は今でも中国との人脈を保つ。

安倍政権は対中関係改善に向けてこの「時の利」と「人の利」を最大活用すべき。

 

民間の小型ロケット開発 宇宙産業の裾野広げたい

通信や観測性能の高まった小型衛星が作れるようになった為、世界的にロケット打ち上げ需要が高まっている。

小型衛星は大型のものにあいのりしたり、複数まとめて打ち上げるのが現状だが、タイミングの不自由さがあり、使える軌道も限られる。

宇宙活動法が昨年改定され、民間の取り組みが活発になってきている。小型ロケット開発が進めば、中小企業や大学研究室が独自の衛星を持ちやすくなり、新ビジネスなどに繋がる。

日本の競争力と宇宙産業の拡大に期待したい。

 

日本経済新聞

人の力をいかす日本へ(1)
働き手は工夫でもっと増やせる

企業はもっと労働意欲のある女性と高齢者を活かせるはず。そうした企業の取り組みも見られてきている。

子育てや加齢による体力低下など、働くのに不利とされる点を企業が補えるなら、病気の人などにも応用が効く。

自己PRが下手だけど技術や発想力に優れるという人材の採用にも、改善の余地がある。

資産や技術を共有するシェアリングエコノミーにも注目。

発想の転換や働き方の工夫で、もっと生産性を上げられるのではないか。

 

読売新聞  

18歳成人法案 選挙権年齢との一致が自然だ

18歳からを成人にする案は良いね。世界的にそうだし、若者が早く社会に参加出来るようになるし。反対は多いけどね。ルールは考え直さなきゃ。

結婚を18歳からに統一するってのも良いんじゃない。

禁止規制は据え置きにしてさ。

 

東大論文不正 研究者として認識が甘過ぎる

東大は分子細胞生物学研究所の論文に、ねつ造や改ざんがあったと認定した。

正確な実験結果を根拠にすべき論文なのに、全体の信用が下がっちゃう。

研究室内には縦社会のnoと言えない空気があると、調査委員会が指摘した。権威による負の面が出たんじゃないかな。

分子細胞生物学研究所では14年にも大量の不正が見つかっている。認識が甘いから意識改革しなきゃね。

大学や学会にはチェック体制を見直してもらわなきゃ。

 

今日の所感… 

産経さんのカラーがよく出ていました。

北朝鮮が危険だから攻撃力の保有は正当なのか、はたまた正当化したいから強調するのか。

いつも通り東芝さん側に立つことは、大正解となるかどうか。。

 

社説参照先一覧 

朝日新聞・社説トップページ

産経新聞・社説トップページ 

毎日新聞・社説トップページ 

日本経済新聞・社説トップページ

読売新聞・社説トップページ 


社説を読み比べて要約することについて。 

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