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「社説」とは新聞や雑誌の意見・主張。読み比べれば、どの話題に注目が集まっているかわかり、時事問題にも強くなる!
大手5社(朝日、産経、毎日、日経、読売)の社説を要約します。
《記事比較①》米中首脳会談
アジア各国を訪問中のトランプ大統領が、中国に訪問しました。表面上は協調ムードだったけど、北朝鮮に対する方向が噛み合わなかったり、立場の違いが現れていた。というのが大筋の見方のようです。
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要約の方法についてはこちらの記事にて↓
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では今日の新聞社説を要約します。
朝日新聞
米中首脳会談 「協調」演出に潜む懸念
協調ムードのもてなしだったが、両国のメッセージを見る以上は、あまり期待が持てない。二国間取引だけにとどまらず、世界平和と安定をどうやって目指し、協力し合えるかという大切な役割がある。
米国は前向きにアジアと向き合う決意を示すべき。
出国税 あまりに安直で拙速だ
取りやすいところからとりたいのか、意味がさっぱり分からない。使いみちはどうするのか。ムダ使いにさせない為の話し合いは
これからだという。会議を開かず水面下で進んでいたこともおかしい。丁寧に説明すべきで「活論ありき」は、許されない。
産経新聞
米中首脳会談 動かぬ習主席に失望した
トランプ氏との対談後、北朝鮮問題に取り組むとしながら、具体策は示さなかった。今までの対話路線も変えないようだ。責任ある大国とは呼べない。協調しつつ価値観の違いを明確にしたトランプ氏の行動は、妥当といえる。
韓国の晩餐会 愚かさにも限度があろう
トランプ大統領を晩餐に招いた際、元慰安婦を招き、竹島の韓国名である「独島」の名を取ったエビ料理を出した。日韓合意をないがしろにする行為は、国際社会の信頼を失うだろう。中国の圧力にあい、ミサイル配備も進んでない。
毎日新聞
トランプ・習近平会談 非核化への責任を果たせ
トランプ大統領が中国を訪問した。北朝鮮問題が周辺地域にとって脅威となっている認識を、両者が理解した形になる。
石油など北朝鮮の命綱を握る中国は、新たな制裁の意思は見られなかった。危機管理は両国にとって利益になるはず。
トランプ氏は巨額な商談をまとめたが、一時的なものに過ぎない。米国の理念がみられず、寂しい。
中国を避難しないとのことだが、価値観を説くことも大切。
日本経済新聞
がん免疫療法の普及へ道筋を
患者の免疫を高めてがんをおさえる免疫療法。設備が整っていない民間クリニックが安全性がはっきりわかってない方法で治療した例が明らかになっている。
厚生労働省は民間クリニックの実態調査をすべき。
財政規律欠く補正予算のバラマキ避けよ
先進国でいちばん財政が悪い日本にとって、税金は無駄にできない。いくら予算を決めても、補正予算で意味のないものになってしまう。
会計検査院が追及すべきは、政府や与党のそうした動きだ。景気が堅調な今、従来型の公共事業を下支えする必要がなくなってきている。
読売新聞
米中首脳会談 「北」への危機感にズレがある
北朝鮮問題については、中国はいままでの対話路線のままでのようで、遺憾だ。習氏はオバマ前大統領に断られた構想を再び持ち出した。覇権的な動きを見逃してもらいたいのではないか。米国は「法の支配」の大切さを訴えていく必要がある。
トラック運賃 サービス労働を防ぐ新ルール
今月から施行したルールは、トラック運転手の待ち時間、荷降ろし、積みも細かく料金設定できるようになる。いままでタダ働きのケースが多かった。
負担減の狙いはうなずける。長時間労働の是正も見込めよう。立場の弱い下請け先に対し、依頼側がちゃんとルールを尊重する意識も大切。
SWOT分析に繋げる記事:トラック運賃新ルール
トラックドライバーさんの働き方について、改革が進みます。
今回の料金設定は、建設現場や大型の配送センター、倉庫などでの配送に対して特に影響が見られそうです。
「確実な配送」をメリットとして打ち出すなら、運送業さんとの良好関係を持つことは優位になるので、依頼側は、ライバル社よりもしっかり取り組めるなら機会(O)になり得そうです。
ドライバーさんの賃金上昇に繋がるなら、運送業者へ対するニーズも変わってくるのではないか。マナーやコミュニケーション力の向上など、付加価値を増やす取り組みが求められるかもしれません。
どれだけ浸透するかについては、ルールや下請けの動きだけでは、今流れているであろう取引関係の空気を変えることは難しいと思えます。
各社社説の参照先
朝日新聞 →社説トップページ
産経新聞 →社説トップページ
毎日新聞 →社説トップページ
日本経済新聞→社説トップページ
読売新聞 →社説トップページ
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